2020年3月に発生したコロナショックでは、ダウ平均は30000ドル→18000ドルまで一気に下落し、投資家を絶望のどん底に叩き落しました。
当時の記事を振り返ってみてみると、私自身、かなりの恐怖を感じ、投資に対して消極的であったことがわかります。

今思えば、2020年3月末が投資をするべき最高のタイミングだったわけですが、私は精々全資産の10%程しか投下することができませんでした。
さて、そんな投資の絶好のタイミングを計るツールとして有効なのが、VIXという指数です。
VIX指数とは何か
VIX指数とはVolatility Indexの略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。一般的に、数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じているとされます。
SMBC日興証券
上記の引用に補足すると、VIX指数は、投資家がS&P500がどの程度変動すると思っているかによって変動します。
VIX指数は今後30日間のS&P 500の予想変動範囲を表現していて、予想変動範囲(%) =
wikipediaである
√12は大体3.5くらいですから、VIX指数が表しているのは、以下のような投資家の心理状況です。
VIX=15…S&P500指数の今後30日間の変動幅は、4.2%くらいだろうなあ
VIX=30…S&P500指数は今後30日間で、8.5%くらい変動するかも(;^ω^)ヤバイ
VIX=80…S&P500指数は今後30日間で、22%くらい変動(下落)する(^o^)/オワタ
VIX指数の特徴
1990年から、2021年5月現在までのVIX指数のチャートです。
VIX指数は、平常時10~20くらいで推移します。
そして、〇〇ショックが起こると、一気に30~40まで上昇します。
なお今回のコロナショックでは史上2番目に高い、VIX=85まで上昇しました。
過去最大は、リーマンショック時のVIX=89です。
人間の恐怖心は永続しませんから、VIX指数は、いずれ下がっていき、また10~20の値に落ち着きます。
とどのつまり、平常時に10~20の値で仕込んでおき、〇〇ショックが起こり、VIX指数が上昇したら売却する!→楽して儲かる!
という勝利の方程式が成立するのです!
VIX指数に投資する方法
日本では、VIX指数に直接投資するのは難しいです。
SBI証券などの主要なネット証券各社では、VIXに連動したETFを扱っています。
チャートを見ていただければおわかりになるように、長期的には延々と下落していきます。
これは、VIX指数の性質上仕方のないことのようです。
VXX指数[1552]がなぜ減価するかについては、こちらの方のブログが大変参考になりました。

延々と下落しているのだから、売り(ショート)で入れば間違いなく儲かるじゃん!と思いますが、こちらは売り規制が入っていますので、買い(ロング)からしか入ることはできません。
つまり、このETFを購入すると長期的には確実に損をするということです。
私がVIX指数に投資している方法
私は、GMOクリック証券で「米国vi」という商品を購入しています。
この商品は、VIX指数と完全に連動するわけではありませんが、VIX指数とほぼ同じように値動きします。
したがって、私の目論んでいる勝利の方程式を成立させることのできる商品となっています!
米国viは、CFDという商品で、FXなどと同じようにレバレッジを効かせることも可能です。
GMOクリック証券は、CFD専用のアプリケーションを有しています。
このアプリが中々使いやすくて気に入っています。
注文も、指値・逆指値は当然のこと、IFD注文も行えるため、非常に便利です。
なお、さっそく5000円の損失が出ているのはご愛敬ということで…
おわりに。VIX投資挑戦の方針
コロナショックでは80以上まで上昇したVIX指数ですが、現在20を下回り、18付近まで下落しています。
世界各国による空前絶後の金融緩和政策によって、株価は落ち着きを取り戻しているように思えます。
しかし、金融緩和を永遠に続けることはできません。いつか出口戦略を考える必要があります。
コロナウイルスは、ワクチンの普及によって、少しづつですが抑え込まれてきています。
コロナが終息すれば、各国政府が金融緩和を続けるための言い訳がたたなくなると考えます。
そうすると、出口戦略=金融緩和の終了が意識され、株価が急落する場面が出てくると思います。
その際のVIX指数の急上昇にかけて、米国viに投資していきます(*’▽’)
コメント