米国株が高すぎて食指が伸びない…
でも、世界的株高のビックウェーブに乗り遅れたくない…
というわけで、ぶたねこは、2021年1月に中国第2位の通信会社チャイナテレコム[中国電信]の株を香港市場で購入しました。
同社の魅力と実力について、この記事で説明していきたいと思います!
事業内容
チャイナテレコムは、中国第2位の通信会社です。
第2位なのは、ワイヤレス(携帯)部門であり、固定電話部門は実は中国第1位です!
ですか、固定電話の加入者は毎月うん十万人ペースで減少してます(;^ω^)
ちなみに、ワイヤレス部門第1位はチャイナモバイルで、第3位はチャイナユニコムです。
テレコムとユニコムは、モバイルを猛追していますが、長年、モバイルの一強状態が続いています。
スマートフォン | 固定電話 | インターネット回線 | |
モバイル | 9憶4600万人 | 4憶900万人 | |
テレコム | 3憶4900万人 | 1憶8000万人 | 1憶5700万人 |
ユニコム | 3憶900万人 | 8660万人 |
中国では、話題の5Gサービスが世界に先駆けて始まりました。
チャイナテレコムの5Gサービス加入者数は、2021年1月現在で8650万人です。
中国のスマートフォンの普及率は65%(2021年)であり、5Gサービスの普及率はそれよりもさらに落ちますから、まだまだシェア拡大の余地はあります。
また、5Gサービスに関しては、現在、スマートフォンでの利用がほとんどですが、今後、自動車を始めとした様々なモノに同サービスが搭載されることが予想されます。
例えば、中国には現在約2憶台の自動車が走っていますが、その自動車全てに5G通信サービスが搭載されれば、市場規模はさらに広がります。
…と捕らぬ狸の皮算用でしたが、私は、中国の通信業界の未来は明るいと信じています!
株式指標(株価・配当等)
株価 | 2.7HKD (香港ドル) |
PER | 8.5 |
PBR | 0.5 |
配当利回 | 4.80% |
時価総額 | 2181憶HKD(約3兆円) |
株価は長期にわたって低迷しています。
中国通信大手3社は、米国の株式市場にも上場していましたが、2021年1月、トランプ大統領の発した大統領令によって、上場廃止になってしまいました。
また、米国では、中国人民解放軍と関係が深いとされる企業への投資は、禁止となっています。
そのため、米国の投資家は、中国通信大手3社に投資ができない状況になっています。
そのような理由もあり、PER・PBRは非常に低くなっており、配当利回りも魅力的な水準にあります。
今後、もし、上記の措置が撤回されるようなことがあれば、米国からのマネーが流入し、株価は急騰するかもしれません。
成長可能性
中国国内のスマートフォンの普及率は、前述したとおり65%まで高まっており、今後、そこまでの成長が見込めないように思えます。
実際、チャイナテレコムの売上は頭打ちで、成長していません。
ただ、5Gサービスは、今後、スマートフォン以外の様々なモノに組み込まれるのではないかと考えています。
例えば、自動運転車です。
車に搭載されたシステムだけで自動運転を実現することは難しく、自動車自体が常に通信を行い、周囲の混雑状況や気候の状況等をサーチすることが必要です。
また、スマートフォン以外の様々な家電、電子機器に、通信装置が組み込まれることになる可能性もあります。
そうなれば、中国大手通信会社は、さらなる成長を遂げることができるのではないでしょうか。
チャイナテレコムへの投資方法
以前は、米国市場にADRとして上場していたので、米国株取引ができるネット証券会社で購入できましたが、現在は、米国市場で上場廃止になっているため、中国株を取り扱っている証券会社でしか取引できません。
大手ネット証券会社3社では、全ての会社で中国株を取り扱っています。
私は、そのうち、SBI証券で中国株を購入しています。
その理由は、SBIネット銀行を経由して、日本円→香港ドルに両替すると、為替手数料(スプレッド)をかなり抑えることができるからです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください↓
まとめ
私は、チャイナテレコム株を2.29HKDで4000株購入しました。
でも実は、最初はチャイナモバイル株を購入しようと思っていたのです(配当利回りもテレコムより高いですし)。
しかし、チャイナモバイルは最低でも30万円からしか購入できないため、6万円ほどから購入できるチャイナテレコムを選びました。
この選択が吉とでるか凶とでるかはわかりません。
ただ、中国の通信セクターはまだまだ伸びると思いますから、中国大手通信会社であれば、どの会社に投資してもオッケーではないかと思っています。
大いに期待して長期で保有していきたいです。
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