皆様は、GNCホールディングスという株式会社を知っていますか。
米国でサプリメントが一大ブームを巻き起こしていた時、隆盛を誇ったサプリメントの小売会社です。
2016年頃は、1株30ドルの株価を誇っていたGNCですが、私が購入した2017年頃には1株8ドル近くまで下落しました。
その後も株価は下落を続け、2020年には、上場廃止。
そのとき1株0.55ドルまで株価は下落していました。
そして、2020年1月14日、GNCはその生涯を終え、ひっそりと息を引き取りました…
GNCは1935年にシャカリアンという1人の青年がピッツバーグにオープンした1店舗から始まり、最盛期では、2000店舗までその規模を拡大しました。
その歴史に、幕が下りました。
物事には、必ず始まりと終わりがあって、私たちの人生にもいつか終わりがやってきます。
どんなに隆盛を誇った人物や会社でも、永遠に生きながらえることはできません。
GNCは、そのことを私に教えてくれました。
今、GNCは中国のハービンファーマなんちゃらかんちゃらという謎の会社に買収され、新たな始まりを迎えようとしています。
会社は生まれ変わることができますが、私たち人間の人生は一度きりです。
時は無限ではありません。宇宙は今なおとんでもないスピードで広がり続け、相対的に見れば私たちの生きる時間軸での時の流れは、遅く遅くなっています。
時の流れが遅く遅くなった先の世界では、GNCのような会社も無限の命を享受しているかのような錯覚を覚えることができるのでしょうか。
そんなことを考えながら、今日は床につきたいと思います。
最後に
ありがとうGNC
さようならGNC
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